逆らえない恋人 7

「中、すごいな。絡みつくみたいで」
スバルくんがそういって、中をゆっくりかき回した。
スバルくんの指の動きに誘われるように、俺も自分の指を少し動かす。予想のできない動きに俺の中はヒクヒクと蠢いてスバルくんの指を食み、俺は自分の体内で動くスバルくんの指を追うように、いつの間にか前立腺の際にそっと触れていた。
「あぁ……っ、あ……」
一番感じる部分に触れるのは、気持ちいいけれど怖い。いつも怖さが勝って、俺が自分でするときは、際の部分をそっと撫でるだけで終わらせていた。
けれどスバルくんがそれで終わらせてくれるはずはなく、際を触れる俺の指に自分の指を添え、いちばん敏感なところをそっと撫でてる。
「あ……っ、やだ、そこ、やだ……っ」
分かりやすい刺激に、けれど俺の身体は逃れようとするより、スバルくんの指に自分のいいところを押し付けるように腰を動かしていた。
「やらしいな、欲しがって」
スバルくんが笑って、指の腹で何度も何度もその部分を押して刺激を送ってくる。たまらなくて、いきたくて、俺は尻に入れていないほうの手を自分の下肢に伸ばして、さっきから切なく雫をこぼし続ける性器を握った。
「あっ、あっ……あん……っ」
先端を包んで扱き、絶頂に向かおうとすると、スバルくんがさっと中をいじっていた指の動きを止め、掴んでいた俺の手も引いて一緒に指を抜き取る。急に中を埋めていたものを失ったそこは、すぐには口を閉じずにヒクヒクと動いた。
「や、どうして……っ」
取り上げられた快楽に、肩越しにスバルくんを振り返ると、スバルくんが俺の肩を掴んで仰向けにひっくり返し、両太ももに手をかけて足を開かせた。
「先に一人だけいくのはだめでしょ。いきたいなら、一緒」
そう言って熱くたぎる先端を、俺の孔に押し付ける。
「スバルくん……っ」
名を呼ぶと、一気につき上げるように、スバルくんは腰を勧めて彼自身で俺の中を深く貫いた。
「あぁぁ……っ」
待ち望んだ刺激とその衝撃で、一瞬頭の中が真っ白になる。電流のようなものが背筋を走り抜け、つま先が何かに耐えるようにきゅっと丸また。
「すげ……入れただけでイッちゃったの?」
は、と息をつきながらスバルくんが俺の腰を抱え直し、ゆっくりと腰を回して、中に埋まった彼の性器で俺の体内をかき回した。
「ああああ……っ」
その刺激に耐え切れない声が漏れ、俺はスバルくんの背中に腕を回してしがみついた。
いつものよりも数段敏感に体内のスバルくんを感じる。恐る恐る自分の下腹部を見ると、射精はしていなかったけれど、性器の先端はぐっしょりと濡れて震えていた。
「空イキってやつ? ……中、すごい締まって……めっちゃ気持ちいい……」
上ずった声でスバルくんが言って、ぐ、とさらに奥を抉るように腰を押し付けてくる。その動きにすら強く感じ、俺はヒンヒンと甘い声を上げた。

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