Silent Lover 4

不愛想な俺の翔は、けれどとても覚えがいいから、大人しく手を握り締めてベッドの上へ落とした。
中学の時から繰り返し前立腺での快感を覚えた翔は、後ろで感じる刺激が大好きだ。そして後ろで感じる刺激でこそ、たくさん乱れることができる。
たまに翔の分身もいじってやるが、ここ数ヶ月は、明らかに後ろのほうが感じていた。後ろでするときは散々いじって焦らして高めて、翔が堪らない状態にしてからいかせてやってる。そんなギリギリまで我慢をした後にようやくもらえるご褒美に勝るものなんて、そうは無い。
翔は身体で、そのご褒美がいかに美味しいかを覚えている。
本人が自覚しているかは分からないけれど。
そして、翔のナカのいいところをたくさん刺激してあげるのは、俺の指よりも俺の分身だということも、翔はちゃんと学習している。
だから、ついに我慢しきれなくなった翔は自ら足を大きく開いてみせた。
そして俺をまっすぐに見上げ、自分で膝を抱えるようにしてみせる。
俺に「挿れて」というサインを言葉なく送ってくる。
こんなはしたない真似をしている翔が、俺はかわいくてたまらない。いつだった散々焦らして意地悪をして、なかなか挿れてあげなかったら、教えたわけでもないのに翔は自分でこうした。
いったいどこで、どうやってこんないやらしいことを覚えたのかは謎だが、翔のそのポーズと濡れた瞳は俺を煽るのには十分すぎた。

俺は「よくできました」という気持ちを込めて翔の目元にキスを落とし、手早くゴムを付けると、待ち受けて滾っているそこへ先端を押し付けた。すると翔が我慢できないとばかりに自分で腰を押し付け、俺を飲み込もうと動いた。我を失った行動に俺は苦笑しながら、翔の腰を抱えて少しずつ自分の分身を埋め込んでいく。
翔のナカは熱く絡みついて、俺をもっと、と誘うように淫らに蠢いた。
俺を迎え入れた翔は、それだけで満足気な息を漏らして、瞳を閉じる。目じりに浮かんだ涙を吸ってやりながら、軽く腰を回すとびくんと翔の身体が反応した。
「あっ、……っ」
翔の熱い中を、俺がかき回す。
翔の手が俺の背中に回され、縋るように指に力が入った。もう何度も味わっているのに、その都度翔のナカは違う動きをして俺を誘う。
驚くほど貪欲な翔の身体を余さず愛してやりたい。
翔のナカをえぐるように腰を動かしながら、俺の下で押さえきれない声を高く上げ始めた翔に、噛みつくようにキスをしていた。

ウーロン茶を飲ませてキスをして、そのまま抱きしめていたらいつのまにか翔は眠りに落ちていた。
翔の腹に散ったままそのまま乾いてこびりついてしまった精液を指でなぞると、それがくすぐったいのか翔は眠ったまま身じろぎした。
外には夕暮れの気配が立ち込め、次第に暗くなっていく部屋の中で翔の白い身体がぼんやりと浮かび上がる。
愛しくてたまらない身体に、もう一度マーキングするように、俺は翔の首筋に顔を埋めてすっかり汗が乾いた皮膚を強く吸い上げた。

Fin

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